【コラム】労務AIが生まれたきっかけは過労死。タイムカードの見方が不幸な労働を生み出す

【コラム】労務AIが生まれたきっかけは過労死。

今回は、労務AIが、生まれたきっかけについてお話します。今でこそ、人手不足対策などへと頭脳が向上していますが、労務AIのきっかけは過労死への対応からでした。

キーワードは「亡くなられてわかることは、亡くなる前からわかっていた」ということです。過労死事件が発生すると、勤務時間の集計や、同僚等へのヒアリングを通じて現状把握をおこないます。その後の話しはグロテスクなのでここでは割愛。そのヒアリング時にあがってくる言葉に「言われてみれば…」「そういえば…」という言葉が多く出てきます。ん?事件が起きれば実はわかっていたことではないか、と。情報が会社にあがっていないだけか、と。

その原因について、答えは簡単でした。締日があるからわからない、ということ。労働時間を〆日で切って集計している。毎月1回、リセットされてしまうデータになっていた、ということ。給与計算においては、重要な〆日。また、月次比較においても〆日がないとできない。それは理解できる。けど、労務の観点から行くと、労務の時間軸は「入社してから退職するまで延々と続く」という時間軸。業務の時間軸では労務のリスクマネジメントはできない。そこで発見したのは、〆日によって壊されているデータ、それは「連続性」というデータでした。

連続勤務が発生する、ということは、休めていない、ということ。休日日数見ればわかるかもしれないと思われますが、連続勤務は、特定の出来る人だけに仕事が集中するということ。一時的な忙しさか、特定の人だけ忙しいのか。みんながみんな忙しければ、それは、その他の経営数値で把握できます。しかし、特定の人だけに仕事が偏る、という観点で労務リスクを定義してみていくとそれぞれのお店の問題の見え方は変わってきます。

労働時間を質と量でリスク化して、”見える化”をしました。質を定義する時に、連続性という考え方を活用するのです。ただの出勤日数の連続性だけではなく、様々な負荷のかかる働き方の連続性から、お店の忙しさを”見える化”してきました。この技術のアルゴリズムで初めて特許も取れました。勤怠システムがどれだけ高度化しても、その事実の把握の仕方と間違えれば「言われてみれば…」「そういえば…」という、不幸な労働を生み出すだけです。前回のコラムでも書きましたが、ダメダメだけで、働き方は変わるのではなく、本部が見えなくなるだけです。次回は、その点にも触れてみたいと思います。(株式会社 リーガル・リテラシー 黒部得善)

㈱リーガル・リテラシーでは、WEB上で『【無料】あなたのお店の成果につなげる重要ポイントをお知らせします』、をはじめました。ご興味ある方はぜひぜひ!また、労務AI を活用した労務リスクマネジメントも提供していますので興味ある方はお問合せください。

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