【コラム】人手不足時代のPA離職を防ぐ入社4週目までの取組

【コラム】人手不足時代のPA離職を防ぐ入社4週目までの取組

 前回は、入社1週目の退職をなくすことが人手不足時代のPA離職を防ぐ為の第一歩ということを書きました。1週以内の退職をなくすための大切なことは”雑”にしないということ。キーワードは”雑”です。それでは、1週を乗り切れば、もう大丈夫なのでしょうか。答えはNOです。1週を乗り切っただけです。まだまだ定着する確証は一切ありません。前回もみた、PAが退職する図をもう一度見てみましょう。

1週目を乗り切ったあと、次のポイントは4週目です。4週目までに退職をすることをいかにして防ぐのか、それが、取組です。

では、どんな取り組みが必要なのか?それは、マズローの5段階欲求でいうところの、「安心、安全の欲求」をしっかりと満たすことにつながるものであることです。1週目は人に”雑”な対応をしないこと、でした。そして、4週目までの取り組むキーワード、それは、「放置」です。ここで考えていただきたいことは、皆さんが意図的に放置するということはない、ということです。知らぬ間に”放置”されて、結果、退職をしていってしまっているということです。

それでは、知らぬ間に”放置”しているということはどんなことでしょうか。まずは1週間で基本的なことを丁寧に教えていたからこそ、1週目を乗り切りました。そして、その後、知らぬ間の”放置”が始まるのです。

「わからないことがあったら聞いてね」「困ったことがあったらいつでも声をかけてね」

知らぬ間の放置の正体は善意ある声かけなのです。これはどういう意味でしょうか。声をかけただけ、ということです。必要なのは面談です。ん?面談?というとそんな頻繁に面談なんてできない、面談する時間なんてない、と思われることでしょう。声掛けと面談の違いは「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」の違いなのです。

声掛けは、クローズドクエスチョンです。「わからないことがあったら聞いてね」「困ったことがあったらいつでも声をかけてね」、と言われたら、新人スタッフは「はい」としか答えてこないでしょう。声をかけることは大切ですが、声をかけただけで放置をしている。新人は、知らないことを正しく上手に伝えられるものではありません。一方で、先輩はわからなかったことがあったら聞いてくれるであろう、という決めつけもあります。「声をかけて」と、言ったのだから。「みんな忙しそうで、わからないけど聞けない・・・」「どのような聞き方してよいかわからなくて聞けない」ということになってしまうのです。

それでは、どうすればよいのでしょうか。それが、面談です。もっと言うと、飲食店に必要な面談は質より量。立ち話3分面談です。

面談は、オープンクエスチョンです。オープンクエスチョンとは、相手に話をさせる質問です。「はい」か「いいえ」で答える質問をしないというのがオープンクエスチョンです。新人のPAにお話をさせるための質問をきちんとするのが、面談です。しかも、立ち話3分でする、質よりも量の面談をする、ということがポイントです。

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