【コラム】ぶん殴っても”パワハラ”?鍋に顔を突っ込んでもパワハラ?

【コラム】ぶん殴っても”パワハラ”?鍋に顔を突っ込んでもパワハラ?

私は、昨今のパワハラ急増に対して、法律屋の端くれとして、とても違和感を覚えていました。
もっというと、“いじめ”“セクハラ”“ハラスメント”と、いう言葉に、とても違和感を覚えていました。
それはなにか?刑罰よりもパワハラという言葉が優先されているという現実。
法律としての定義がない中(各省庁が決めた定義はあります)、法律より優先して、あいまいな感覚が法律基準っぽくなり罰を下している、という現実です。法律は、事実に基づいて、正しく判断するためのものです。しかし、昨今のハラスメントは、法律よりも、内面の制約に土足で入り込んでくるものです。
なぜそう思うのか?それは、刑法に反することも、いやだなと感じたことも全部ハラスメント、という言葉で片づけられていることです。最近のテレビでも、動画をみて、明らかに暴行を受けているのに『ひどいパワハラ』としてしか報道されていない。動画で部下の顔を鍋の中に突っ込んでも『悪質なパワハラ』という報道。裁判例でも、同級生からお金を恐喝、それも「いじめ」の一言で片づけられています。女性社員を強引にホテルに連れ込んでも『セクハラ』の一言。刑法などに定められる法律など関係なく、なんでもハラスメントというあいまいな言葉で片づけられてしまうこの現状に大きな疑問を感じております。それこそ、創業時から、その前の社会保険労務士としての仕事をしてきてから、資格取る前に法律に興味を持ったきっかけから、法律よりも優先される変な力に疑問を持ち続けています。
パワハラなどのハラスメントは、専門家が言う、知識で解決できるようなものですか?国がいう、規則に書き込めばなくなるものですか? 答えはNOです。パワハラは、人間が直接的な当事者になっている、ということから、頭で起こすものではなく、感情でおこすものです。無意識の行為や性格的な行為がパワハラへとつながっていきます。知識があれば防げるものではないのです。具体的に当事者としての自覚をうながす、会社もパワハラが起きないようなイライラする労務環境を改善する。それにより現実的なパワハラ対策が可能になるのです。 (株式会社 リーガル・リテラシー 黒部得善)

【リーガル・リテラシーが、現実的に使える飲食業向けのパワハラ研修を作りました。】

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